島根大学生涯学習講座「版画講座」

-ドライポイントプレートで凹凸版刷りを楽しもう- (10月24日-11月21日)

毎年秋恒例の島根大学生涯学習講座、今年は「版画講座」-ドライポイントプレートで凹凸版刷りを楽しもう−と題して5週に渡って実施しました。

基本的にはドライポイントですが、版に厚紙を使いニードルやビュラン、ルーレット等の道具で線描する(いわゆるドライポイント版画)の他に、紙や布などのコラージュを施して様々な表現効果が楽しめます。また厚紙なので紙の一部を剥いだり、ベルソーやルーレットなどの版画道具で効果的な模様をつけることもできます。
またこの版画の楽しみは、1つの版で凸版刷り、凹版刷り、凹凸版刷りの3種類の印刷ができることで、それぞれ違った表情の作品が楽しめる版画です。
たくさんの作品ができました。最後はできた作品を飾って発表会をしました。

版画講座
版画講座
版画講座
版画講座
版画講座
作品発表会

あいちトリエンナーレ(2013.9.25)

今まで大規模なアートフェスティバルへは、2003年8月の越後妻有トリエンナーレ、2005年11月と2008年11月の横浜トリエンナーレ、2010年9月の瀬戸内国際芸術祭と見てきて、それぞれ面白かったし感動した。もちろん難点もあったろうがガッカリしたことはなかった。それは、どのフェスティバルからも芸術による人生と世界への賛歌が聞こえてきたからである。
これらの祭典で見られるように、現代美術は今までの形式や展示方式を大きく変え、作家と観客とのコミュニケーションの形も、双方向のダイナミックなものに変えた。そしてその新生された環境の中で人間と世界の真実と在り様を照らし出し、それが僕らに生きるに値するいとおしいものであることを力強く訴えかけるものとして確かに存在している。
今回のあいちトリエンナーレも震災後の芸術の在り様を希求し、またそれだけでなく現代に生きる意味と感覚を照らし出していた。こんな展覧会を見るたび現代美術に関わってきて良かったなと思う。私自身は近代絵画に影響されてから、それを自分の中で乗り越えるのに苦労はしてきたが、それでも、”今””ここ”の表現を思う存分吸収するところまでたどり着いたことを幸せだと思う。
実際に見てからずいぶん経ってしまったがここに作品をいくつか紹介しておきたい。

  1. 栄エリア(愛知芸術文化センター)
    • ①ヤノベケンジ「ウルトラ・サン・チャイルド」
    • ②ソン・ドン「貧者の智慧:借権園」
    • ③ソ・ミンジョン「ある時点の総体」
    • ④ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
    • ⑤オノヨーコ
  2. 白川公園エリア(名古屋市美術館)

    • ⑥青木淳
    • ⑦アルフレッド・ジャー
    • ⑧藤森照信「空飛ぶ泥船」
  3. 納屋橋エリア

    • ⑨青木野枝
    • ⑩名和晃平
  4. 長者町エリア

    • ⑪シュカルト「あなたがこの道を通るたびに物語ができる」
    • ⑫ザ・ウィロウズ
    • ⑬山下拓也
ヤノベケンジ「ウルトラ・サン・チャイルド」
①ヤノベケンジ「ウルトラ・サン・チャイルド」


ソン・ドン「貧者の智慧:借権園」
②ソン・ドン「貧者の智慧:借権園」
ソ・ミンジョン「ある時点の総体」
③ソ・ミンジョン「ある時点の総体」


ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
④ヤノベケンジ「太陽の結婚式」
オノヨーコ
⑤オノヨーコ


青木淳
⑥青木淳
アルフレッド・ジャー
⑦アルフレッド・ジャー


藤森照信「空飛ぶ泥船」
⑧藤森照信「空飛ぶ泥船」
青木野枝
⑨青木野枝


名和晃平
⑩名和晃平
シュカルト「あなたがこの道を通るたびに物語ができる」
⑪シュカルト「あなたがこの道を通るたびに物語ができる」


ザ・ウィロウズ
⑫ザ・ウィロウズ
山下拓也
⑬山下拓也

 
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