「まつえ市民大学講座」
「空間を彩るアート -宙に浮かぶ形を作ろうー」(2017.8.5)
松江市主催の生涯学習講座「まつえ市民大学講座」の美術コースで講座を開催しました。
今回は「空間を彩るアート -宙に浮かぶ形を作ろうー」と題して共同制作をしました。
透明、半透明な素材でオブジェを作り、それを集めて天井から吊り下げ、そのスペースを「光の森」のような空間にしようという試み。
空間の装飾ということから、まずショーウィンドーのようなディスプレイデザインの例を挙げ、それから現代美術のインスタレーションという表現形式が生み出す新しい空間世界を紹介しました。
でも受講生の平均年齢は65歳なので、難しいことを考えなくてもいいよ、ということにして、子供のころに戻って図画工作の「造形遊び」のように、作ることそのものやその時間を楽しもうと呼びかけました。
ともかく、うまく作ることや完成させることを考えないで、自分の気持ちの向かうままに作ること、作ったらその中で自分たちが楽しむことがこの講座の趣旨でした。
固定観念を破って制作することも難しいですし、インスタレーションとして成立しているかどうかも別にして、意外と一つ一つのオブジェが面白く、受講生は、出現した「光の森」(と言うほど森ではないですが)を自分たちで見て、不思議そうな顔をしつつ喜んでいました。