美研のあれこれ⑥

研究室の窓辺の春の花
(わが研究室の窓辺の春の花です)

学年末になり、我らが美研では前回レポートした卒制展を始めとして、卒業関係の行事が次々と行われました。順に紹介します。

〇同窓会? 2月18日(土)

昨年卒業したO君が中心となって同窓会が開かれました。O君の発案で、新しくなった美研の建物・教室を先輩方に見せてあげたいとのことで、会場としてアトリエを提供しました。

突然の集まりでしたが、メールやfacebookなどを通じて15名ほどの卒業生が集まってくれました。同窓会の第1部は総合体育館でのスポーツ大会(なぜだかはわからない)。バスケットボール、バレーボール(写真①)、バトミントンを3時間、それもかなり本格的にやりました。なぜそこまで本気って感じで、みんなうまくてかなり盛りあがった。

第2部はアトリエで懇親会。集中講義の合間を縫って在校生がポトフや鍋を作ってくれて合流。また昨年着任した藤田先生も加わって盛大な同窓会になりました。(写真②)

同窓会でのスポーツ大会
写真①
アトリエでの懇親会
写真②

この同窓会、定期開催される予感です。

〇ゼミ追いコン 2月26日(日)

今年も例年通り私たち絵画ゼミの追いコンは、スポーツ大会、プリクラ撮影、食事・飲み会。で、今年のスポーツはボーリング大会(写真③)。スポーツ大会はいつもそうだけど、本気になった私に勝てるものはゼミでは誰もいない!

そのあとはゼミ生の一人がアルバイトをしている「Tête De Bavard」のコース料理。おいしかった。デザートの抹茶シフォンケーキが絶品。(写真④)

つい最近決定した2年生の新ゼミ生も参加して皆で6名。これからゼミ仲間です。4年生は卒業しても「SEED展」で再会しましょう。

ゼミ追いコンスポーツ大会
写真③
抹茶シフォンケーキ
写真④


〇追いコン 3月8日(木)

ビーナスガーデン内の「Chou Chou」で。(写真⑤)

今年の趣向は「何が出るかな?」ゲーム。大きなサイコロを振って出た項目について卒業生が告白をする。4年間の秘密がいろいろ明るみに出ました(写真⑥)。在校生が丹精込めて作った「卒業生の4年間」画像放映会でも大いに盛り上がりました。(写真⑦)

ビーナスガーデン内の「Chou Chou」
(写真⑤)


「何が出るかな?」ゲーム
写真⑥
「卒業生の4年間」画像放映会
(写真⑦)

3月13日には卒業生に謝恩会をしていただきました。

〇岡山大学フォーラム「教員の資質向上に寄与する『大学と学校・教育委員会の協働』の実現」パネルディスカッション参加   3月2日(金)

これは私の仕事の報告ですが、3月2日に岡山大学で開かれた「教員の資質向上に寄与する『大学と学校・教育委員会の協働』の実現 −学校教育改善との連動で教員養成教育を進化させる−」という長い題目のフォーラムに参加しました。

私の出番はその中のパネルディスカッション Ⅰ 「養成教育で教科構成をいかに学ばせるか」で、パネリストとして、島根大学教育学部で実施している「教科内容構成研究」という授業を、全国的な教科内容構成研究との比較において、またその成果等について発表しました。(写真⑧)

私たち島根大学教育学部の教科内容研究を披露するよい機会になったと思います。

岡山大学フォーラム
写真⑧

このフォーラムの前日、時間があったので大原美術館に寄りました(写真⑨)。これで6回目くらい。老舗の美術館として国内でも傑出した収蔵作品がありますが、なお企画で地元出身の現代作家「松井えり奈」をピックアップして紹介しているのも意欲的でしたし、また別館「Contemporary Art」の部屋には、小谷元彦や町田久美などの現役バリバリの作家の作品が数多く展示されています。新しい作品の収集を怠らないこのような美術館の姿勢は素晴らしいと思います。

大原美術館
写真⑨

先ほどのフォーラム参加に関係する内容なのですが、私たちのプロジェクトで、島根大学教育学部紀要第45号別冊として「教員養成学部における教科内容研究 −『教科内容構成研究』授業の実態と課題−」を刊行しました。(写真⑩)

内容は(写真⑪)のようになっています。

興味のある方は新井までメールでご連絡ください。

島根大学教育学部紀要第45号別冊
写真⑩
島根大学教育学部紀要第45号別冊
写真⑪(クリックで拡大)


〇「美術専攻3回生6人展」
3月19日(月)〜22日(月) カラコロ工房第1ギャラリー

美術専攻3回生6人展
写真⑫
美術専攻3回生6人展
写真⑬

4年ほど前から、3年生がこの時期に自主的にグループ展をするようになっています(展示風景写真⑫⑬)。前年の「美研のあれこれ③」でも書きましたが、3年次は美術館ワークショップ、教育実習Ⅲ、Ⅳ、Ⅴなど教育臨床活動で大変忙しく、専門研究(制作)をする時間がなかなか取れないのが実情です。それらの実習がひと段落する1月頃から卒業制作に向けて本格的に研究を開始しますが、そのきっかけとして3年生自らが展覧会を企画するようになりました。
この時期ではまだコンセプトもスタイルも固まっておらず、展示するのはいささか厳しい点もあるのですが、それでも制作や作品を展示することへの姿勢や意味などについては、ゼミでやってきてこの展覧会に臨んだつもりです。卒制への勉強の段階として必死な学生の姿を感じていただけたら幸いです。

(写真⑭絵画ゼミ生Fさん作品)(写真⑮絵画ゼミ生Kさん作品)

絵画ゼミ生Fさん作品
写真⑭
絵画ゼミ生Kさん作品
写真⑮


○卒業式  3月23日

3月23日卒業式が挙行されました。
教師と学生として4年間も付き合ってきた学生を送り出すのはいつも感慨深いものです。
私たちは美術の専門内容を教授するのが仕事ですが、教員養成教育という立場からは、ただ専門の知識や技術を身につけ教員免許を取得し、そして教員として送りだすというだけでなく、諸々の付き合いを通して社会人として必要な人格や力量を持った人間を養成してるのだと思っています。
今年度の卒業生は教員だけでなく、民間企業への就職や研究生として残ったり、他の大学院進学などいろいろな進路を取りましたが、それぞれ新しい環境で、この4年間で培った人間としての実力を発揮してもらいたいものです。(写真⑯)

卒業式集合写真
写真⑯
 
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