森美術館 AI WEIWEI展(2009.8.14)
お盆に突然の用事ができ家族との旅行もキャンセルして、8月13日急遽上京、一泊でまた松江に帰ってきました。
こんな時に航空券は取れるのかと心配したのですが、意外と簡単に取れてしまって・・・
確かに高速道路が一律千円になったところに、その何倍もする飛行機に乗るのはみんな考えてしまうのだろう。
私の給料も下がっているので、安いのに越したことはないけど、でも道路を安くすれば航空や鉄道に打撃が出るのは避けられないし、これが好景気につながるのならいいけど、デフレの懸念もなくはない。
そんな急にヒズミを作っていいのだろうか?
・・・・と思いながらも、高い航空運賃を出したからには少しでも元を取ろうと、14日の夕方、森美術館に駆け込み「AI WEIWEI」展を見て来ました。
AI WEIWEIは中国を代表するクリエイターでコンセプチュアルな思想の元、インスタレーション、写真、ビデオなど多岐にわたる表現をしていますが、一般には北京オリンピックの陸上競技場、通称「鳥の巣」を設計したアーティストとして知られています。
私が見た印象は非常に硬質で哲学的であり、かつイメージの飛躍にとんだ「確か」な作品を作る人だなという感じでした。
「コンテンポラリー・アートとは何らかの形ではなく、社会における哲学である。」と本人が言うように、歴史(中国の長く重たい)と私のいる今、あるいは人民と個という文化的、歴史的、社会的な因果関係という根本的で永遠の問題をインスタレーション等により確かに私たちに伝えています。ものすごく力量のある大きな人だと思いました。
それとともにこの展覧会で面白かったのは、写真撮影が許可されていることでした。
フラッシュと三脚なしなら自由に会場内の作品を撮影でき、しかもそれを個人的にだったらPC上で紹介してよいということでした。
以下の写真のようにです。
作家:アイ・ウェイウェイ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
作家:アイ・ウェイウェイ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
作家:アイ・ウェイウェイ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
作家:アイ・ウェイウェイ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
このように表示することが義務づけられています。また来館者の肖像権の保護のため大きく写りこんだ写真を使うことへの注意もされています。
インターネット上の著作権や肖像権については非常に微妙な問題で、私もHPを持って写真等をUPしたりしているので、いつも気になっていました。
このように著作権の保護をしっかりしたうえでHP等への公開を認めることは、この問題に対する積極的な姿勢として喜ばしく大変好感が持てました。
他の美術館などでも検討をしてほしいものです
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