お盆にいくつかの展覧会を回った(2022.8.12-8.15)

今年のお盆は栃木県、那須高原の一棟建てを借りて家族で過ごしました。普段離ればなれになっているので、こういう機会を作って時々子どもたちと会っています。
那須には奈良美智美術館に行き、その後皆と別れて東京でいくつか展覧会を見ました。寺田倉庫は新しい現代美術スポットとして話題だったので行けて良かったです。

「N’s Yard 奈良美智美術館」(那須塩原市)

那須高原の人出と喧噪はすごかったですが、ここに来るとゆっくりと落ち着いた時間が流れてました。大きくはないけれど充実した内容の美術館でした。ただ奈良の作品と奈良がコレクションした作品がランダムに展示されていて、しかも壁にキャプションがないので、よく知らない人は戸惑うかも。奈良の他に、村瀬恭子や名和晃平らの作品がありました。

奈良美智美術館
奈良美智美術館外観
奈良美智
奈良美智
奈良美智
奈良美智

奈良美智
村瀬恭子
村瀬恭子
名和晃平
名和晃平

「YES YOU CAN」展 WHAT MUSEUM (寺田倉庫)  2022.8.6-10.16

WHAT MUSEUM1階では「建築模型展」(2022.4.28-10.16)をやっていて、これも面白かった。写真は藤森照信の「ワニ」。
2階は桶田夫妻のOKETA COLLECTION から「YES YOU CAN アートから見る生きる力」展。加藤紘加、ジャデ・ファドジュティミら若手女性作家の魅力的な作品が多く楽しめた。今年VOCA賞を取った川内理香子も見られて良かった。

What-Museum
WHAT MUSEUM外観
藤森照信「ワニ」
藤森照信「ワニ」
加藤紘加
加藤紘加
ジャデ・ファドジュティミ
ジャデ・ファドジュティミ
川内理香子
川内理香子

「地球がまわる音を聴く」 森美術館 2022.6.29-11.6

ヴォルフガング・ライプ、エレン・アルトフェスト、ギド・ファン・デア・ウェルヴェ、青野文昭、横尾貞治、金沢寿美など、どの作品もキリッと厳しく、またなんとも人間愛に溢れていた。
彼らは皆、美術そのものの問題などすでに考えていないと思えるくらい、超越している。自分が生きるため、また人類が生き残るために何が必要か、人間の生と死への本質的な問い、その問題意識が切実で、ギリギリで厳しくまた優しい。胸に響くすばらしい展覧会だった。

ヴォルフガング・ライプ
ヴォルフガング・ライプ
エレン・アルトフェスト
エレン・アルトフェスト
ギド・ファン・デア・ウェルヴェ
ギド・ファン・デア・ウェルヴェ
青野文昭
青野文昭
横尾貞治
横尾貞治
金沢寿美
金沢寿美

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