ヨーロッパ研修旅行(2009.9.4〜9.25)No.3

−交通機関の利用の仕方−

先日のインターネットに「ドイツ観光中の日本人が無賃乗車で罰金を払わされる事件が増加中」という記事が出ていました。
ドイツの電車のチケットのシステムが日本と違い、悪気がないのに知らずに無賃乗車として罰金を払わされてしまうという内容でした。
ありがちな事だと思う。オランダの鉄道も改札がないので、とりあえずタダで電車に乗れてしまう。私は駅でトイレを探しているうちにプラットホームに出てしまった事があった。
もちろんそのトイレは有料。海外では日本のようにどこでも無料のトイレがあるわけではなく、結構悩まされます。トイレについては日本はすごいなーと感じること多々です。
それはともかく、海外での一人旅が上手くできるかどうかの大きなポイントは、その国の交通機関を使いこなせるか否かにあると言ってもよいでしょう。
今回はイギリス、スペイン、オランダで私が使った交通機関の利用方法を書きとめておこうと思います。

○ ロンドン
ロンドンの中心部(ゾーン1〜2)は地下鉄とバスですべて移動できます。(ヨーロッパの交通料金システムはゾーン制を取っている国が多いようです。スペインもオランダもそうでした。行きたいところのほとんどはゾーン1〜2に入っています。)
ガイドブック「地球の○○方」にはかなり詳しく地下鉄、バスの利用方法が書かれているので、まずは事前によく読んでおきます(間違っても「○○ぶ」とか「○ップル」などを買ってはいけません。それらは写真はきれいだけど、空港から市街地への行き方さえ書いてありません)。そこで「オイスターカード」という「スイカ」のようなプリペイドカードの利用がもっとも安く便利であることがわかります。
ヒースロー空港に着いた時、私の荷物はなんと、いっしょには届きませんでした。空港の係員が、次の便で来るだろうから、待つかそれともホテルの住所を書いて送ってもらうかしろと言うので、ともかく1時間半後の便を待つことにしました。旅の最初でいきなりのハプニング。でもこれくらいのことはかなりあるだろうと思っていたのであまり動揺もなく、£3.5分の飲食券(空港のスタバでコーヒーでも飲んでろってこと)をもらって外に出ました。
せっかくなのでこの機会に地下鉄を探して見ると、「underground」のマーク(写真① これはお土産のアンダーグラウンドマークキーホルダー)がありました。窓口でオイスターカードの事を聞くと、そこで販売していると言うので、空港からホテルのある地下鉄の駅までの料金(その日の分)と、次の日から1週間乗り放題の料金(ゾーン1〜2)、それから最終日の空港に行くまでの地下鉄の料金をオイスターカードにチャージしてもらいました。(写真②)。これでオイスターカードのディポジット分(£2)とあわせて£32.20。もちろん現地の人のように、チャージした金額がなくなったらまたチャージする(トップアップというらしい)ようにしても良いのだけど、上記のように何日かの乗り放題チケット分もチャージでき、旅行者にはこれが便利。
このオイスターカード1枚で、ロンドンにいる間地下鉄もバスも乗り放題。ロンドンの地下鉄とバスは整っていてすごく利用しやすいです(写真③、写真④)

キーホルダー
写真①
オイスターカード
(写真②)
ロンドンの地下鉄
写真③
2階建てバス
写真④

○ バルセロナ
バルセロナも地下鉄が整備されているので、それを使えばまったく問題ない(写真⑤ 地下鉄の改札を出るときは自動的にドアが開く)。自動販売機で英語表示も出ます。

地下鉄の改札
写真⑤

バルセロナの地下鉄は1回乗車券−ビジェーテ・センシージョ(市内ゾーン€1.35)、10回乗車券−タヘルタ・ディエス(€7.70、これはバスなども利用できる)、1日券−T-ディア(€5.80)などの種類があります(写真⑥ 上がビジェーテ・センシージョ、下がタヘルタ・ディエス)。他に「バルセロナカード」という観光用のカードもあります。私は3日半の滞在期間にタヘルタ・ディエスを2回買ってほぼ使いきりました。
これを使うと、例えばミロ美術館のあるモンジュイックの丘に行く「フニクラ」というケーブルカーにも地下鉄の乗り継ぎで乗れます。(写真⑦ フニクラ)(写真⑧ モンジュイック城からの眺め)。

バルセロナ地下鉄チケット
写真⑥


フニクラ
(写真⑦)
モンジュイック城からの眺め
(写真⑧)

それからサグラダ・ファミリアは地下鉄のサグラダ・ファミリア駅を出るとすぐ目の前にありますが、そこで見るサグラダ・ファミリアはにせものです。というかガウディ作ではなくガウディの死後作られたものです。私も初めはどきどきしてその姿を見たのですが、やけに新しい感じだし、彫刻もキュビズムの亜流を立体化したようだし、どうも様子がおかしい(写真⑨ 西側の受難のファサードと塔)。調べたり、人に聞いたりしてその裏側(東側)にある塔がガウディの手によるものだということがわかりました(と言ってもそれも途中でガウディは亡くなっていますが)(写真⑩ 東側の生誕のファサードと塔)。
やっぱりこっちの方が断然スゴイ。でもこちら側には観光客はあまり回って来ず、周囲も未整備でまともに見る場所もないし、そばの公園ではお年寄りがのんびりペタンクをやっていたりする(写真⑪)。
こちら側を整備して、塔が映る池もきれいにしたらもっとガウディがきちんと見られるのに。世界のサグラダ・ファミリアがこんなことでいいのだろうか・・・・・と思うのは私だけなのだろうか。

西側のガウディ
(写真⑨)
東側のガウディ
(写真⑩)
ペタンクをする人たち
(写真⑪)

またバルセロナの地下鉄はすごくきれいで整っているのですが、すりや強盗等は勿論いて、プラットホームのアナウンスが日本語で「油断していると被害にあうので気を付けて」と言っているのを何度も聞いてなんだか不思議な気分でした。
でも私も危ない目にはあいました。バルセロナの空港から空港バスで市街の中心地「カタルーニャ広場」に着いた時(写真⑫)、あまりにきれいで解放的な気分になっていたので、内心アブナイなと思いつつパチパチ写真を撮っていたら、「ビールかけ強盗」にあいました。なんだか背中の辺りが冷たいなと思ったら、ビール臭いねばねばしたものがべったりついていました。「ビールかけ強盗」の手口は、その時慌てて荷物を置いて服を拭いていたりしている間にバッグなどを盗むらしい。幸い私はすぐには気づかず立ち止まらなかったので、何も被害はなかったのですが、これがガイドブックに書かれていた「ビールかけ強盗」とわかったら恐くなりました。

カタルーニャ広場
(写真⑫)

○マドリッド
マドリッドもバルセロナと同じく地下鉄がとてもよく整備されています。
同じく10回乗車券−メトロブス(写真⑬ 一番上が1回券−ビジェーテ・センシージョ、中央がメトロブス、下は空港行き用のチケット。空港はゾーン外なので€1増しになるのですがそのために買ったチケット。でも検札機を通らなくて結局€1多く払った。未だにどうして使えなかったのかわからない)−を2枚買って3日間使いました。マドリッドの地下鉄は駅と駅の間がバルセロナよりも短くて料金も少し安めです。メトロブスは€7.40。

マドリッド地下鉄チケット
(写真⑬)

○アムステルダム
ご存じのようにオランダの主要都市の主な交通手段はトラムといわれる路面電車です(写真⑭)。例の「地球の○○方」を読んでみると、トラムの乗り方が詳しく書かれています。ストリッペンカールトという回数券を買い、乗車後に目的のゾーン+1の分だけ折り曲げて検札機に差し込みスタンプする云々・・・・。これが何度読んでもよくわからない。ネットのドイツの話ではないけれど、トラムに無賃乗車して捕まる話はいろいろ出ていたのでどうしようと思っていました。仕方ないのでオランダに渡る前日にもう一度よーく読み直すと、欄外に小さく2009年9月からストリッペンカールトから新しいタイプのチケットに変わると書いてあるのを見つけてびっくり。その新しいチケット、OVチップカールトについてもプリペイドカードであると記されているだけで、詳細はよくわからないまま、翌日飛行機に乗りました。

トラム
(写真⑭)

幸い飛行機の隣の席の乗客がオランダ人の老夫婦で、このOVチップカールトについて聞いてみると、私は使っていると言って自分の顔写真付きのチケットを見せてくれ、自分のはずっと使えるものだが、旅行者は使い捨てのOVチップカールトを買うといいと親切に教えてくれました。
着陸後、全く入国審査を受けないまま(同じEUの国−スペイン−から来たから入国がフリーなのだけど、これに驚く。だれもパスポートさえも見てくれない。)空港内の観光案内所(写真⑮)に行って、4日間フリーパス付の使い捨てOVチップカールトを購入(写真⑯)。これでアムステルダムにいる間トラムに乗りまくりました。乗車時にこのチケットを専用の検札機にあてるだけでOK。とても簡単です。
ちなみにアムステルダムにも「アイ アムステルダム(I Amsterdam)カード」という観光客用のカードがあります。かなりいろいろな施設を回るつもりならこれが便利だと思います。
(写真⑰ カードとは関係ないけどミュージアム広場の「アイ アムステルダム オブジェ」)

観光案内所
(写真⑮)


使い捨てチップカールト
(写真⑯)
アイアムステルダムオブジェ
(写真⑰)

以上、私が利用した交通機関の紹介でした。
未だによくわからないことというのはまだたくさんあって、例えば私の泊まったアムステルダムのホテルは、ホテルとは言っても実は学生の寄宿舎で、それを夏の間ホテルとして営業しているものでした。なので部屋もせまく質素。レセプションにいるのも学生だし、客も大学生ばかり。その部屋の洗面所はシャワーとトイレと洗面が区切られてなく(もちろんバスタブなどない)、シャワーを浴びるとタイルの床が全面濡れてしまう。そのあとどうやって洗面所を利用するのか今でもわからない?????。


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